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　逐条解説〔第22版〕

• 　「商標審査基準」改正。45年ぶりの大幅見直し。（2016年4月1日施行）
• 改訂「商標審査基準」

successful business with newpon

新しいタイプの商標登録

新しいタイプの商標とは？

　　2015（平成27）年4月より、ブランドの新たな権利として企業や製品を連想できる「音」、メーカーや製品の「色」や「位置」、ロゴマークの独特な「動き」や「ホログラム」といった５つについて商標登録出願することができるようになりました。
　　具体的には、
「音」の商標としては、
　▽　パソコンの基本ソフトを起動した際に流れる効果音
　▽　半導体メーカーの広告に流れるメロディー
　▽　映画会社が上映前に流している音楽
「色」の商標としては、
　▽　女性向けブランドの靴メーカーがハイヒールの靴底に使っている赤色
　▽　日本の文具メーカーも消しゴムのパッケージの色とその組み合わせ
などがあります。 　

新たに保護対象に追加された商標のタイプ

　次の５つのタイプの商標です。

登録例

　参考例ですが、アメリカにおける音の商標の登録例は米国特許商標庁のウェブサイトで確認することができます。

各国・地域の新しいタイプの商標の保護状況

　新しいタイプの商標の保護状況です（特許庁資料より）

＊「トレードドレス」は、海外では商品の形状や包装、店舗の外観などについています。米国では、風味の商標や料理の盛り付けについて争われた例もあります（N.Y. Pizzeria, Inc. v. Syal, 2014 U.S. Dist. LEXIS 148686 (S.D. Tex. Oct. 20, 2014)）。
＊OHIM：欧州共同体商標意匠庁 Office for Harmonization in the Internal Market (Trade Marks and Designs)は、欧州共同体（EC）域内における意匠（共同体意匠、Community Designs）及び商標（共同体商標、Community Trade Mark）の登録機関です。

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